【事例】IoT×サーバーレス 次世代園芸ハウスでのデータ収集
シティネット : 2017/11/02
2017年2月
当社はこのたび、高知県様、南国市様、JA南国市(農業生産法人南国スタイル)様、高知大学様、株式会社日本トリム様の5社で結ばれた「電解水素水を活用した還元野菜プロジェクト」のもと
環境制御技術を使った次世代型オランダ式園芸用大型ハウスにて、農業用電解水生成装置(製造・販売 株式会社日本トリム様)のデータ収集・操作、及び電解水素水の水質データ測定を行うシステムを構築いたしました。
日本トリム様プレスリリース(2017/2/2)
http://www.nihon-trim.co.jp/others/news/detail.php?cid=news&nid=380
日本経済新聞(2017/2/2)
https://www.nikkei.com/article/DGXLZO12416010R00C17A2LA0000/
高知新聞(2017/2/28)
https://www.kochinews.co.jp/article/82557/
【IoT×サーバーレス】
本システム構成の概要
- 「情報中継機器」にRaspberry Pi 3
- 「情報保管IoT基盤クラウド」AWS(Amazon Web Services)
- 「情報加工表示クラウド」kintone
圃場でのデータ収集は各機器、センサーをRaspberry Piと接続し、インターネット経由でAWS ToTに送信AWS内(s3、DynamoDB)に保存、収集したデータの表示はkintoneを使用することでサーバーレスの構成としました。
機器の制御はkintoneからAWS IoTを経由し、Raspberry Piに制御命令をが送信され、リアルタイムでの機器制御を可能としました。
【スケーラブルなアーキテクチャ】
AWSIoT、Lambdaを使用することで、将来の接続拠点、機器、ユーザーの増加に、最小の設定変更のみで対応する事が可能です。
また、永続的なデータはDynamoDBに保存する事で、API経由でのデータ取得にも対応し、外部システムとの柔軟な連携が可能です。
【安価な中継機器】
機器・センサーからのデータ取得は安価なRaspberry Piを使用することで、従来のPLCを使用したシステム構成と比較し、大幅なコストダウンを
実現しております。
また、圃場内での過酷な動作環境をみこし、故障時には予備機と交換することで、復旧時間を短くしております。
- セットアップ済みの予備機を用意、故障時には設定ファイルのみ変更
- 故障時には予備機と交換
- クラウド側(AWS、kintone)には設定変更無し
【開発体制】
本プロジェクトは、株式会社日本トリム様よりご発注を受け、株式会社ダンクソフトとの協業体制で実現いたしました。